こんにちは!
WAKABAスクールです!
2024年も春を迎え、マインクラフトカップもついに第6回2024年大会のテーマが先日発表され、今回も大いに盛り上がると予想されます!
こういった子供たちがチャレンジできる場を設けてくださる運営様には本当に感謝ですね。!!
今回は前回2023年大会の振り返りと、2024年大会のテーマについての深堀などを記事にしてみました。
前大会を経て、大会の審査ポイントや思ったこともまとめていますので、これからチャレンジしてみる方、興味を持っている方の参考になればと思います!
まず初めに
一番大切なことなので初めに記載しておきます。
大会やコンテストで表彰されることは素晴らしいことであり、誇るべきことです。
しかし、それ以上に大切なことは「子供達が目標に向かって自ら考え、協力、表現すること」そのものにあります。
コンテストで受賞することより、子供達の考え方、調べ方、計画の立て方、表現のやり方等、これらを通した経験にこそ価値があります。
たとえ、受賞できなくとも、多くの学べることがあり貴重な経験になると思うので、コンテストで受賞することだけに盲目にならないようにしていただけると、大変うれしく思います。
MINECRAFTカップとは
年齢問わず大人気のMINECRAFT(マインクラフト)はみなさんも聞いたことあると思います。
ですが、このMINECRAFTの大会をご存じでしょうか?
ただのゲームの枠に留まらず、今では多くの学習に取り入れられているマインクラフトには、多くの大会やコンテストが存在します。
2023年には、各都道府県で多くのコンテストが開催されていました。(以前の記事で未来シティOKAYAMA2023と題した岡山県主催のマイクラコンテストも紹介させていただきました。)
中でも、このMINECRAFTカップは全国規模の大会であり、年々盛り上がりを見せています。
今回は2024年の第6回MINECRAFTカップについてお届けしようと思います。
第6回MINECRAFTカップの公式ページはこちから
前大会(2023年)の振り返り
まず最初に全大会(2023年)の振り返りです!
※前大会についての概要はこちらを参照。
WAKABA教室からは小学生の生徒、2チームがジュニア部門で参加しました。
そのうち1チームが地方予選を突破し、代表選に進出できましたが、惜しくも地方代表は逃してしまいました。。。
地方代表選はオンラインで実施され、その様子は運営の公式Youtubeで公開されてますので、気になった方はチェックしてみてください!
今回は前回の経験を経て、いろいろ感じたことや学んだことを大会の深堀と合わせてまとめていきます!
2024年大会テーマ
まず、2024年第6回Minecraftカップのテーマについて、以下の通りに発表されました!
「Well-beingをデザインしよう ~未来を楽しむために、今できることを考えてみよう~」
例年通り、「SDGs」に関連したテーマになっていますが、今回は「Beyond SDGs」 SDGsのその先を見据えたテーマになっていますね。
※テーマにはひとそれぞれ様々な捉え方があります。ここで述べていることは1意見として、参考程度にみていただけますと幸いです。
「Well-being」とは
あまり聞きなれない「Well-being」について、皆さんはご存じでしょうか?
公式ページでは以下のようにアナウンスされています。
『Well-being(ウェルビーイング)とは、みんなが心地よい暮らしを送り、楽しさや安心感を感じ、”幸せ”に過ごすこと』
また、Well-beingを分解すると、well(よい)とbeing(状態)からなる言葉であり、世界保健機関(WHO)では、ウェルビーイングのことを個人や社会のよい状態と定義しています。
ここでは、大きく「Well-being(ウェルビーイング)≒幸せ」の認識で良いかと思います!
大会テーマについて
詳しくは公式ページを見てもらえたらと思うのですが、今回のテーマを簡単に要約すると
将来Well-being(幸せ)の世界を実現するために、今を生きる私たちにできることは何かも考え、合わせて表現してみよう」
みたいな感じでしょうか。
注意として、これは大会の大テーマであり、より詳細なテーマは後述する部門ごとのテーマになるので、そちらも要チェックです!
2部門ごとのテーマ
今大会から、大きく2部門構成となったようです。
高校生以下が参加できる「まちづくり部門」と、小学生以下が参加できる「たてもの部門」の2つになります。
それぞれ部門ごとで目標テーマが異なるので、しっかりチェックしておきましょう。
あまり時間がとれない、初めて参加される、といった小学生の方は比較的作るものがイメージしやすい、「たてもの部門」が良いかもしれません。
それぞれの詳細は後述します。
キーワード
Well-being(幸せ)を考えるにあたって、公式からキーワードが周知されていたので、合わせて掲載しておきます。
作品つくりをするときは、これらのキーワードを意識するとより良いものになると思います。
- 一人ひとりの価値観や感性によりそうまち
- 持続可能な社会を作るゼロカーボンエネルギーの作り方・使い方
- 自然との共生を実現するまち
- 社会の発展のための魅力的な先端技術
- 平和でだれもが受け入れられ、すべての人が法や制度で守られる社会
- だれもが自由な移動を楽しめるモビリティとまちづくり
まちづくり部門について
まず概要は以下の通りです。
未来のまちを共創しよう
私たちが暮らす地球をもっと楽しく、幸せにする“まち”を表現してください
2025年4月1日時点で19歳までの高校生以下
どんな内容かというと、以下の流れでテーマに即した作品をつくって行く感じですね。
- SDGsについて調査する(理解する)
- 作品に表現するSDGsテーマを決める
- 「私たちが暮らす地球をもっと楽しく、幸せにする”まち”」をマイクラに表現する
自由に表現できる幅がある分、想像力や独創性がより際立ってきますね。
低年齢の方は、パッとアイデアを出していくのは、すこし難しいかもしれません。
(まずは、SDGsについてしっかり理解する必要があるので、前調べが必須かと思います)
たてもの部門について
まず概要は以下の通りです。
未来の技術でパビリオン(仮説の展示館)を創造しよう
未来を豊かにする技術を使って、2025年に開催される大阪・関西万博のパビリオンを考えてみてください
2025年4月1日時点で12歳までの小学生以下
※中学生以上の方は参加できないことに注意!
作品つくりの流れとしてはざっくり以下のようなイメージでしょうか
- 大阪・関西万博について調べる(万博ってなに?とか)
- 大阪・関西万博テーマ「いのち輝く未来社会」について考える(どんな社会?)
- SDGsについて調べ、自分の作品に取り入れるSDGsを1つ以上決める
- 自分のパビリオンを考え、配布されたテンプレートワールドに表現する
(公式ページによると作成するパビリオンは1つだけとのことなので、パビリオンは1つを建築しましょう!)
この部門は初心者を対象とした部門であり、小学生以下の方のみ参加できます。
2025年大阪・関西万博では、SDGsの達成を目指して、世界中の一人ひとりの幸せを考え「いのち輝く未来社会」がテーマとなっています。
そんな万博に出展するパビリオン(仮説の展示館)を自分たちで自由に考え、マイクラに表現していきます。
パビリオン作りのポイントとして、実際のパビリオン同様、SDGsが掲げる17の目標の中から、1つ以上を取り入れておくとより素晴らしい作品になると思います。
この部門は、配布されているワールド上に作品を作成していきます!
公式ページからワールドデータをダウンロード、インポートしてから作成する必要があるので注意です!!
審査ポイント
6つのポイント
公式で公開されている審査ポイントになります。これらの観点で審査されます。
だいたい、例年通りになっていますね。
- 構想力
- 調査力
- 技術力
- 計画遂行力
- テーマ性
- 表現力
重要なのは、ただきれいな建築物、かっこいい見た目にするだけではなく、しっかりテーマに即した内容になっているか、十分に調べ、それを計画的・(プログラム等を使って)効率的に表現できているか等をポイントにしています。
手を動かすことも大切ですが、まずは自分の参加する部門のテーマについて、しっかり考えてみてください!
よくわからなければ、身近な大人や図書館、インターネットを活用することも大切です!
審査の流れ
審査はおそらく例年通り以下の流れになると思います。
(突破した参加者のみどんどん下に進んでいきます。)
- 地区予選 (オンライン投票)
- 地区大会 (ここからスピーチあり)
- 全国大会
まずは、Minecraft カップ会員によるオンライン投票などで地区予選の突破を目指します!
参加者は例年増えているようなので、一段と頑張らないといけないですね。
WAKABA教室としては、昨年は地区大会出場までだったので、今年は全国大会に挑みたいですね!
前大会から見たポイント
2023年初参加してみて、感じたポイントなどを参考までにお伝えできたらと思います。
大人でも思いつかないようなことを小学生の方が表現していたりします!
年々レベルが上がっている感じがするので、しっかり事前に考えて挑む必要があります。
テーマについての考え方、わからないことへアプローチ(調べ方)、計画性など作品つくりの過程も非常に重要になります。
簡単にメモや図、絵でもいいので、どのように調べたか、計画を立てたか、などは残しておくとアピールになると思います。
また、地区大会からスピーチもあるので、そのあたりもポイントかもしれません。
簡単なプログラムでもOKなので、自分が作りたい作品でプログラミングを生かせるところはないかも考えてみましょう!
もちろんレッドストーン回路を用いた建築も重要なので、どんどん使っていきましょう!
これは個人的見解ですが、クリーンエネルギーについて、様々な発電方法(水力や風力等)を表現されている方が多かった印象でした。
個人的にはもっといろいろなエネルギーを生み出す方法があっても面白いと思いました。
たとえばバイオエネルギーや、CO2の再利用であったり、もしくは未来の技術なので、人間や動物等からエネルギーが生み出せたり、テスラのようにフリーエネルギーを生み出せる!なんて発想があっても面白いかもですね。
審査への提出物には、PR文章のほかにPR画像やワールドデータ、紹介動画などが必要です。
期限ぎりぎりだと慌ててしまうので、あらかじめ、アピールしたいポイントやどんな動画にするかは、イメージしておくとスムーズかと思いました。
応募の流れ
応募方法は前回とほぼ一緒になります。
詳細は公式ページから確認してみてください。
当サイトでもここで簡単に紹介しています。
参加には大会のアカウント作成が必要になるので、必ず忘れないようにしましょう!
参加する部門を決めよう!
(年齢制限がある部門に注意!)
チームで作ろう!
参加するチームを作ろう!(一人でも友達とチームを組んでもOK)
環境を作ろう!
参加には必ず教育版マインクラフトが必要です!
Switchなどの統合版では参加できないので注意!!
「たてもの部門」の場合、専用ワールドデータが配布されているので、このワールドを使用します!
何を作ろうか考えよう!
テーマに即して、どんなものをどこに作るか考えよう!
モノづくりしよう!
何を作るかきまったら、どんどんマイクラのワールドに作っていこう!
大会に応募しよう!
作品がつくれたら、それを大会へ応募しよう!(データでアップロードするよ)
審査スタート
地区予選~地区本選~最終審査と進んでいくよ!
注意ポイント
マインクラフトカップ参加にあたって注意ポイントです。
今大会から部門ごとに年齢制限があります。
自分が参加できる部門を確認して、臨みましょう!
(特に「たてもの部門」は小学生以下である必要があります)
おそらく今大会も応募作品は、MINECRAFT教育版(Education)で作成する必要があります。
Java版や統合版では参加できないと思われるので、注意してください!
※ちなみにEducation版はライセンス制になっており、Microsoftから約1500円/年ほどで購入できます。
また、運営が教育版マイクラのライセンス無償貸与もしているようなので、気になる方は問い合わせてみてください。
気になったらチャレンジ!
ここまで2024年マイクラカップについて、お伝えしてきましたが、今年から小学生以下の部門があったりと、より初心者の方でも参加しやすい形式になっていると思います。
(どうしても教育版マイクラのライセンスがハードルになってはしまいますが。。。)
すこしでも気になるようだったらぜひチャレンジしてみてください!
WAKABAでは今年も一緒に挑戦してくれるチャレンジャーを募集しています!
また今後、ワークショップなどで短時間で作品つくりできる機会も設けようと思っていますので、気になる方はぜひぜひお問い合わせください!
※教育版ライセンスの取得フォローも適宜行っています。
最後に
いかがだったでしょうか。
年々盛り上がりを見せるMINECRAFTカップについて、すこしでも参考になったなら幸いです。
近年教育ツールとして話題にあがるマイクラですが、ただのゲームだけではない、マイクラの楽しみ方をこの大会を通じて体験してもらえると良いかなと思います!
最後になりますが、大切なことは「子供達が目標に向かって自ら考え、協力、表現すること」であり、この大会を通じて得られる経験こそが非常に大切だと思います。
ぜひ何かにチャレンジするきっかけ、社会・世界、自分たちの暮らしについて考えるきっかけになってくれるとうれしいです。
それでは!!
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